vagrantでの環境構築は便利

環境構築についての記憶がよく飛ぶので改めて手順や設定方法についてまとめてみる。

vagrantとは

vagrantとは簡単に言ってしまえば、仮想マシンをいい感じにしてくれるものである。

具体的にどこがいい感じなのかというと以下の点が挙げられる。

  1. 仮想マシンの起動や終了が簡単
  2. Vagrantfileにより仮想マシンの設定が記述できる

Vagrantfileで設定できる項目は、Networkの項目やホストマシンとのファイル共有フォルダーなど多岐にわたる。

Vagrantfileを作成しておけばどこでも同じような仮想マシンの生成ができる。

とりあえずLinux環境を仮想マシン上に作成したい人は使用してみるといいと思う。

vagrant公式ホームページ

www.vagrantup.com

今回の環境

ホストマシン: Windows10 1909

Vagrant version: Vagrant 2.2.9

Virtual box version: 6.0

本記事は上記のVagrantとVirtual boxはインストールしてあることを前提にする。
また、私の環境では以下のプラグインを入れている。

> vagrant plugin list
vagrant-vbguest (0.24.0, global)
  - Version Constraint: > 0

※インストール手順はcmd上でvagrant plugin install vagrant-vbguest にて可能

仮想マシン構築

実際に仮想マシンを構築していく。

作成したいイメージの検索

作成したい仮想マシンの検索を行う。以下のURLから検索ができる。

Discover Vagrant Boxes - Vagrant Cloud

CentOS7で作成したいため、centos/7で検索をしている。

今回は一番上に出てきたcentos/7で作成を行う。

Vagrantfileを作る

事前に作業用フォルダーを作成しておく。

作成しておいた作業フォルダーで以下のコマンドを実行する

>vagrant init centos/7

コマンドを実行するとVagrantfileが生成されている。

Vagrantfileの設定をしていく。

設定

ネットワークの設定をする。

  # Create a private network, which allows host-only access to the machine
  # using a specific IP.
   config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"

本設定にて仮想マシンにIP アドレス 192.168.33.10が割り当てられ、ホストマシンからも通信できるようになる。

Vagrantfileのあるディレクトリにてvagrant up をcmdで実行すると仮想マシンが起動する。

==> default: Forwarding ports...
    default: 22 (guest) => 2222 (host) (adapter 1)
==> default: Machine already provisioned. Run `vagrant provision` or use the `--provision`
==> default: flag to force provisioning. Provisioners marked to run always will still run.

こんな感じのログが出る。 上記の例ではsshポートが2222で繋げることができる。

ターミナルソフトで(自分はteraterm)IPアドレス localhost port 2222で接続できる (または、IPアドレス 192.168.33.10 port 22でも接続可能)

ユーザー名:vagrant private key file:vagrant作業ディレクトリ.vagrant\machines\default\virtualbox\private_key を選択するとログインできる。

これで仮想マシンを使うことができる。

簡単なのでなんとかやってみたい。